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グリズリーを育てる人 

現在ホワイトホースに滞在し、次の準備をしています。

今日は「グリズリーベアに関わりがある人が講演会をする」と聞いて昔の職場付近に出かけました。

Charlie Russel。 カナダ人ですが、長年ロシアのカムチャッカの原野でグリズリーの孤児を引き取って育て、野生に戻す活動をしていた人らしく、かなりおもしろい話が聞けるのではないかと期待していきました。

あの星野道夫さんがカムチャッカで亡くなった際にも、まさに現場で撮影プロジェクトに関わっていたようです。

 grizzly heart
(彼の本、Grizzly Heart「Meeting Michio」という章があり、その当時の詳細が書かれています。)

講演では主に彼のドキュメンタリーを中心に見ましたが、そこではグリズリーの子供が人間のCharlie Russelさんにぴったりと寄り添いながら生活をしていました。

本の表紙からも分かるように、Charlieさんが釣りをしているすぐ横で、グリズリーの子供が魚が上がってくるのを待っています。小熊に鮭の獲り方を教え、小熊を襲って食べようとする大きなオス熊から襲われるのを母親熊のように守るCharlieさん。

「熊=危険」という単純な発想と恐れを覆そうと、自分の身を張りながら活動しているところに感銘を受けます。


講演の話からはそれますが、僕自身もユーコンにいる間、2つの熊関係のことがありました。

ひとつは一緒に罠猟のコースを取った人が、母親熊と小熊に襲われて亡くなりました。

森で仕事をしていたらしいのですが、運悪く間に入ってしまったようです。

もうひとつは、レストランで働いていたときのドイツ人女性の同僚が、カナダで昔熊に襲われ、いまでも顔や頭、腕にも大きな傷跡があります。

こういう比較的起こりにくい「事故」が1件でも起きると、「熊=危険=駆除をする」という発想がますます増大されるのかもしれません。

そう多くは経験はありませんが、実際に野生で会う熊たちは、十分な距離をとっている限りはこちらを完全に無視しています。

むこうもこちらに邪魔をされたくないだろうし、こちらも向こうをそっとしておきたい。距離と理解がお互いの無駄な衝突をさけるのには必要なのでしょう。

今僕が住んでいるのはヒグマがいる北海道ですし、ここでも人間との生活と密接に絡んでいます。今年の春先には家から5分のところに足跡がありました。(大家さんに曰く、昔から家の付近は沢から沢への通り道になっているらしいです。)

今日見せてもらったお話は、グリズリーの小熊を育てるという人間の活動と自然のかかわりを考えさせられる貴重なドキュメンタリーです。

DVDも本も英語ですが売り出されています。興味のある方は是非どうぞ。

本はこちらGrizzly Heart

明日からはクルアニ国立公園に行ってきます。

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プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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