「Life in the North」           ◎インフォメーション◎
ブログアドレスを移動しました。(新規ブログ tNt Nature Connections)

tNt Nature Connections Blog

FB_FindUsOnFacebook-144.png Facebookページも定期的に更新中です。


◎ドールシープ写真集販売
WWFのパンダショップでも販売されています。 WWFのパンダショップ

丸善&ジュンク堂のネットサイトからも販売されています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

星野 道夫 

今年で没後10年目。極北にいる日本人にとっては,
いまだに大きな存在である星野道夫


ここで暮らすものにとって、アラスカであろうと、ユーコンであろうと、彼の言葉、そして写真は心に響きます。

さて、My 本棚シリーズ、今回から始めます。 日本ではあまり紹介されていない本を、極北、自然、写真などを中心に、簡単に紹介していきたいと思います。自然に英語の本が多くなってしまうと思いますが、暇があったら買ってみて、じっくり読んでみてください。意外な発見もたくさんあるかもしれません。

記念すべき第一弾は、星野道夫がらみの本を。

"Tracks of the Unseen"

-Meditation on Alaska Wildlife, Landscape and Photography-

By Nick Jans

"トラック オブ アンシーン"

  -アラスカの野生動物、風景、写真についての考察-

20060911150311.jpg


http://www.amazon.com/Tracks-Unseen-Meditations-Landscape-Photography/dp/1555914489/sr=8-1/qid=1157950514/ref=sr_1_1/102-4758559-0935317?ie=UTF8&s=books


こちらの本、自分が好きな作家、ニックジャンによる本です。
彼の名前は星野道夫の本の中でも出てきました。たしか、コバック川を一緒に旅していたと思います。その頃は作家志望の先生だったみたいですが、今では立派な作家として活躍しています。

この本全体が星野道夫にささげられていて、最後の章は、”Picture For MIchio"(道夫のための写真)なんてタイトルまでついています。

少し長くなりますが、引用します。

”道夫がなくなってから2年になる。それ以来この場所には毎年秋になると戻ってきた。ここが、彼の思い出が一番残っている場所だからだ。この同じ(カリブーの)頭蓋骨の前で、彼はひざまづいた。そして、同じ青い丘には、太陽に引き裂かれた雲が低く停滞していて、視界をさえぎっていた。道夫が、いつものようにアクセント交じりの声でいう。(ニックを音楽のように発音して)ニーク、ここで待たなきゃ。ものすごくきれいでしょ。”

何時間もまち、落ち着きがなくなってきたニックにまたいう。ニーク、いい写真を撮るためには、注意してみなければいけないんだ。すべてを見ることができなければいけない。

基本的に作家のニックは、星野道夫のカメラマンとしての忍耐力、そして精神力を尊敬しながらも、彼の人間的な面を、愛情をこめながら紹介しています。彼の中にでてくる星野道夫は、星野さんと呼びたくなるようなあまりにも人間的で、ふつうの失敗もするごくごく普通の人。その一方で彼しかできなかった偉業、そして人を安心させる人柄がやさしくつづられています。

次の一文が、ニックジャンのみる星野道夫観を良くあらわしていると思います。

”あれがこの男の根本的なパラドックスだったのだろう。厳しい環境で、時には危険な存在となりうる動物を撮っていた写真家で、広がる、寒い大地の下で、身体的にどっぷりと厳しい環境につかっていた。そうしながらも子供のような純粋な目をもちながら、しっかりとしたビジョンをもって、この土地のエッセンスを捕らえていった。”

この土地で生きていく者への尊敬。彼のカメラマンとしての資質。そしてなによりも純粋なビジョン。それが彼を際立たせたのだろうといっています。

今となってはもう会って話すこともできない彼。できれば生きているうちに会いたかったですが、彼が残していったもの読みながら、日々新しい現実を生きてゆく。それができるだけでも幸せなのかもしれませんね。

極北に住む事によって、今まで見えてこなかったものが彼の文章から読み取れます。自分の経験から、そして知識から、彼の残したものと照らし合わせてゆく。それが一つの楽しみでもあります。

この本は、今年、フェアバンクスの古本屋でたまたまみつけました。是非、翻訳されて欲しい本のひとつです。

theme : 紹介したい本
genre : 本・雑誌

Comment

Secret

表紙からして素敵ですね

フェアバンクスの古本屋でということは、ちょっと日本では手に入らなそうですね。
興味のあることなら、英語でも読めるかな・・・。
最近、ブログを書く参考に、ユーコンや南東アラスカでいただいたガイドブックを、やっとこさっとこ読んでいます。
↑パノラマ写真いいですね。広角以上に広く撮れるのかな。

エリカさん

例の本ですが、アマゾン日本でも
取り寄せできるみたいでsう。

少し時間がかかりますが。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/1555914489/sr=8-5/qid=1158085823/ref=sr_1_5/250-8920332-1801039?ie=UTF8&s=gateway

パノラマ写真。アップしたものは35mmでとったもので、パノラマではないですが、パノラマのほうははふつうの35mmの広角よりも長くとれます。
フィルムなので、スキャナーでよみこまないとアップできませんが。。。
プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
○○○○○○○○○○○

<連絡先>
ご連絡のメールは以下です。
お問い合せ先メール

<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。