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北極圏から戻ってきました。

北極圏の旅から戻ってきました。

amazing spring aurora
<春の北極圏で出会った素晴らしいオーロラ>

写真家の方とともにカリブーとオーロラを探しにいきましたが、結局カリブーはみつからず。

デンプスターハイウェイを端から端まで何度も同じ場所をいったりきたりしました。

それでも日本縦断ほどの距離を移動するカリブーを見つけるのは困難でした。

dempster truck
<北極圏を突き抜けていくデンプスターハイウェイ>

オーロラのほうは順調に出て、春の青い夜空にきれいに踊るオーロラが見れました。

この時期は夜中の深夜過ぎにようやく星が見えてきて、朝の3時頃には次第に明るくなってきます。

実質の撮影時間は2、3時間程。1週間で3日間晴れた夜がありました。

heart aurora
<ハート型?のオーロラ。日光の残照が残り、空の一部がずっとオレンジ色のまま>

fisheye aurora
<春の夜空は青くて美しい。頭上にきたオーロラの波>

カリブーがいなかったため、デンプスターハイウェイの終点であるイヌビックにもいきました。

そこから冬期だけ開通している氷の道「アイスロード」も運転し、北極海まで出ようとしましたが。。。

さすがに冬の終盤である今はかなり溶け始めていて、トラックがなかなかうまく前に進みません。

thawing iceroad
<氷が溶け出すアイスロード。夏にくるとここはマッケンジー川が流れています!>

river melting
<一部で溶け出したいる川。春の訪れを感じる。>

安全を期して断念しましたが、案の定次の日にはアイスロードのシーズン終了と閉鎖が通達されました。

川の氷も徐々に溶け出しており、春一番の冬眠からさめたグリズリーにも出会えました。

この時期は一生懸命草の根っこ(エスキモーポテトの根)を掘って食べています。

bear crossing the road
<道を渡るグリズリー。長い冬眠から覚めたところか。>

first spring grizzly
<氷を大きな手で割って水を飲む。>

今回出た動物はムース3頭に、キタキツネ3頭、クロスフォックス1頭にグリズリー1頭。

ドールシープも遠くに10頭ほど見え、たくさんのカンジキウサギとライチョウも見れました。

cross fox
<ツンドラを餌を探して歩く狐。この子は黄色と黒が混じったクロスフォックス>

動物やオーロラを見るだけの旅でしたら成功かもしれませんが、プロの写真となるとさらにハードルがあがります。

毎回は思ったようにいかないのが写真業の大変なところ。

ずっと車中泊をしながら昼夜を通して写真となる光景を求めましたが、「カリブーとオーロラ」は幻に終わりました。

相手は極北の大自然。人間の思惑を大きく超える大自然の中では、こちらが自然に寄り添うしかありません。

それでもこうして貴重な時間を使って、春の北極圏にいることができた事は意義深いことだと思っています。

dempster truck with slush
<トラックの後ろに積んだ食料と手作りの簡易ベッド>

snowy truck
<突然の雪嵐後のトラック>

picnic dempster
<山を見ながらの夕食タイム>

夜はまだ−5度から−12度と寒かった今回の旅。

まだ北極圏は冬と春の間をいったりきたりしています。

また6日、7日後にはテュームストーン州立公園へと戻り、ツアーの皆さんと雪上キャンプをしてきます。

シーズン最後のオーロラ、そして野生動物が出ることを祈って。。。

landscape photographer
<夕暮れ時、山がピンクと紫に染まってゆく。北極圏にて。>

tombstone sunrise spring
<朝6時頃に日が昇る。テュームストーン州立公園にて。>

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プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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