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アラスカ北極圏 ダルトンハイウェイの旅 ー原野と文明の狭間でー

アラスカ北極圏を抜ける道、ダルトンハイウェイの旅から帰ってきました。

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<ブルックス山脈を超えていくダルトンハイウェイ>

途中の北極圏までは何度かこの道をいったことがありましたが、今回は道の最後のデッドホースまでいってきました。

フェアバンクスからデッドホースまでは往復1440キロほど。

そのドルトンハイウェイを走っていると、かなり大きなトラックが次々とやってきます。

この道路はもともと産業道路。

北極海で採掘されている原油を運ぶパイプラインがハイウェイ沿いに走っていますし、

石油採掘産業の基地を支える物資を運んだりするトラックで使われている道です。

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1140508
<カヤックなどの荷物を積んで走りました。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number Resized_5107472
<原野を突き抜けるパイプライン。>

経済大国アメリカと原野のアラスカといった両極端を感じる旅となりました。

旅人としての立場から言えば,本当はパイプラインはないほうがいいのですが、これも現代生活を支える重要な産業の一部なのでしょう。

ガソリンをかなり使って運転している身には、こういう現実が見えたほうがいいこともあります。

パイプラインがあるといっても、周りは広大な原野なので野生動物も豊富です。

カリブーの春の季節移動にも巡り会いましたし、そのカリブーを狙ったオオカミにも出会いました。

Tomo Olympus Dall Sheep Number Resized_5107512
<パイプラインの付近を歩くオオカミ>

途中ユーコン川に架かる橋を超えていくのですが、ここがユーコンのホワイトホースやオールドクロウと繋がっていると思うと不思議な感じです。

道路ができる前は、川が交通の要でした。

今はちょうど春の氷塊の時期。

ブレイクアップを見たかったのですが、ちょうど川がようやく割れた次の日に川にいることができ、大量の氷が流れていくのが見えました。かなりのいいタイミングです。

ぶつかり合いながら音を立てて流れる氷は、季節が動き出す時の大きな力を感じます。

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1070954
<流れ出すユーコン川。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1070986
<氷の端っこに渡って遊びましたが、かなり冷たい。。。水は同然キンキンに冷えてます。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1120143
<釣りをトライするも何も釣れず。。。>

お目当てのひとつであったドールシープも何度か見れました。

今回は1度だけ山を登ってシープの撮影にいきましたが、ここのシープは人間を恐れている模様です。

なにかしらの理由があるのでしょうが、上に登って避けられてしまいました。

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP5090023
<山の上にいたドールシープ。1時間ほど登り、ようやく追いつきましたが。。。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1120249
<Kと山を登る。後ろにはブルックス山脈がそびえる。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number Resized_5127584
<春のカリブーの季節移動。北極海沿岸に向かっています。60頭ほどの群れ>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP5100060
<ハクガン、マガン、カナダガンなどの群れが北上中。春の渡り。>

終点のデッドホースに着きましたが、ここは本当の工業地帯。

原野からのあまりの転換に驚かされますが、そこにあるのは巨大なトラックとそっけない工場と黒煙を吐き出す煙突。。。

メディアでは聞いたりして頭では分かっていましたが、実際に見てみると原野とのコントラストに驚かされますね。

Tomo Olympus Dall Sheep Number Resized_5117563
<黒煙をはきだすデッドホース。死んだ馬という名前にぴったりの光景?>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP5100058
<パイプラインのパンプステーション。この中でも人が働いています。>

ユーコンでも鉱山を巡って開発派や保護派が対立をしていますが、どちらも人間にとっては必要なもの。

自然だけでは現代生活はとうてい成り立ちませんし、開発だけでは人間とその他の生物の命が成り立ちません。

そこに現代のジレンマがありますし、文明の恩恵を受ける現代人としてどう考えて、どこで線を引けばいいのか。。。

そんなことを考えさえてくれます。

帰りの道中には、家族で原野にフロリダから移り住んだ白人と時間を少し過ごました。

都会から移って11年立つそうですが、道路から離れた場所に原野を切り開き、家を自ら立てて、あえて不便な生活をしながら生きています。

そんな人たちが多いアラスカやユーコン。

ここに極北の魅力があります。

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<彼のボートでユーコン川に連れ出してくれました。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1140568
<4日前と比べ、かなり氷が少なくなっています。それでも氷塊にあたり、ボートが揺らいで焦る羽目になりましたが。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1140628
<どろどろなった車。ドルトンハイウェイとおさらば。>

バッテリーが上がったり、泥にはまったりとしましたが、パンクもすることはなく、無事に帰ってきたダルトンの旅。。。

いろんな意味で、考えさせられられる旅となりました。

明日からは少しアラスカを南下していきます。

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP1140634
<洗車が大変でした。。。>

Tomo Olympus Dall Sheep Number ResizedP5090039
<原野にたたずむカリブー。自然の影響をまともに生きる野生動物。パイプラインや人間の生活をどう見ているのか。。。>

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プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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