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オールドクローの小学校訪問から思うこと

old crow kids
<オールドクローの小学生低学年のこどもたち。紙飛行機を飛ばす。>

今日オールドクローの小学校を訪れました。

人口200人の村ですがかなり立派な学校がここにはあります。

先生1人に対して1人の子供もあるらしいですが、僕たちが訪れたクラスは3学年が1つにまとまったクラス。

子供は7、8人いるらしく、近代的な西洋教育がほぼ全員白人の先生によって英語で行われています。

old crow school
<立派な建物の中での教育。>

その一方で彼らの言葉グイッチン語を話せる人が一人常駐していたり(普通に話せるのは古老の世代のみ。あまり残っていません。)、たまには原野に出て古老から学んだりと、伝統と近代化、西洋化とグイッチン伝統文化保存のバランスをなんとかとろうとしているのがわかります。

もともとこの村ができたのが1900年代初頭で、それまではずっと何千年、何万年と原野をカリブーと共に移動しながら生きてきた狩猟採集民のグイッチン族の彼ら。

定住するようになり、そこから西洋教育、教会の下での改宗、西洋文化へのアシミレーション(文化統合)が始まりました。(カナダ政府と教会が共になって親元から先住民の子供を取り上げ、子供のみ強制移住させて西洋近代化教育をさせた時代もあるため、この村もその影響を大きく受けているのが現実です。)

原野の生活やグイッチン族の文化を本当の意味で知る古老がどんどん亡くなっている今、これからの子供や村はどうなっていくのだろう。。。外部の人間ながら余計なことまでいろいろ考えてしまいます。

それでも無邪気な子供達と過ごしていると、こちらまで元気になってきますね。

折り紙を共に折ったり、日本語で数を数えたり。。。

origami kid old crow
<折り紙のボートとおひなさま。Yさんが丁寧に折ってくれました。>

代わりにグイッチン語で数の数え方を習いましたが、これまた難しいものです。

ひとつの授業が終わり、皆でコンピュータールームへと移動。

立派なマックが揃った前で、子供達は気ままに教育ゲームで遊んでいる様子。

ひとりの女の子が、教えてあげた漢字をコンピューターで書いて遊んでいました。

computer kid old crow
<書いた漢字を照れてみせない女の子>

現代社会で生きていくにはある程度の教育が必要な今の社会。

こんな小さな北極圏の村でも、今の時代は外の世界と密接に繋がっています。

先週カリブー猟から帰ってきたお父さんを手伝っていた女の子。

カリブーの血で染まったブルーシートをポーキュパイン川できれいに洗っていましたが、

クラス内ではこうしてコンピューターを駆使しています。

こちらからすると不思議なコントラストですが、彼らにとっては何の矛盾も感じない一つの現実なのかもしれません。

とりあえずは子供達も楽しんでくれたようで、訪れた甲斐がありました。

時代が急激に変わってゆく中、適応してきた極北のグイッチンの彼ら。

きっとどんな時代になっても、バランスを模索しながらこの大地で生きていくのだろうと思います。




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プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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