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ウィンドリバー ー野生の営みー

今回のウィンドリバーの川旅でのハイライトのひとつ。

それはオオカミの群れとの出会いでした。

ウィンドリバーがピールリバーに交わり、カヌーを漕いでいると川の上にムースのメスの姿が見えました。

moose mother
"Moose Cow Standing in the Peel River" <ムースの母親>

小さなムースもちらっと見えたのですが、どうも様子がつかめません。

そのまま茂みに入って逃げていくとおもいきや、川の上でうろうろしています。

遠くからですが、何か大きな動物が川を泳いでいく姿も見えました。

対岸にカヌーを寄せ、じっくりと様子を見てみると。。。

なんとムースの子供がオオカミに倒されていました。

白と黒と灰色のオオカミ。

川沿いで倒したばかりなのでしょう。

3頭とも必死になって倒れたムースを噛んでいます。

wolf eating calf
"Wolves Biting Moose Calf, Peel River, Yukon, Canada"
<倒したムースに噛み付くオオカミたち。見えにくいですが、黒い個体はムースの右側にいます。>

遠くからぽつんと立ってその様子を眺めるムースの母親。

人間の世界から遠く離れたところで、大きな自然のドラマに出会いました。

普段オオカミの姿はなかなかみることができず、年に1度か2度あるくらいです。

その狩りの場面に出会うとは、仮に野生動物のよく見えるデナリのような国立公園であってもなかなか見ることができません。

ましてやここは観光地とは違った原野のど真ん中。

なんという運でしょうか。。。

ムースの母親の不思議な困惑したような行動からすると、逃げようとする方向に僕たちカヌーが居たため、追い手のオオカミを振り切ることができなかったのかもしれません。

そうだとするとこの狩りの一場面に偶然にも関わってしまったようで、なんとも不思議な思いになります。

ムースの母親は春になると2頭の子供を産みます。

そのうちの1頭はオオカミやグリズリーベアに食べられることが多いらしく、

以前クマに食べられている小さなムースをみたこともありました。

この母親にとっては、このムースが2頭の残りの1頭だったかもしれません。

オオカミたちにとっては、ムースは貴重な食料のもと。

完全に殺したことを確認して、森の中へと戻っていきました。

後から戻ってきて食べ、オオカミの子供達にも与えたはずです。

しばらくして諦めたムースの母親も、森の中へと消えていきました。

食物連鎖は人間の想いとは違って実にあっさりとしていますね。。。

野生の営みと潔さ。

だれも見ることがなくとも、ユーコンの原野の真ん中では毎日起きていること普通の光景なのでしょう。

moose calf lying
"Moose Calf Killed by Wolves" <倒されたムースのこども>

theme : 野生動物
genre : 写真

Comment

Secret

No title

これはスゴイですね。見たくても見れるものではないですもんね。

Re: No title

本当にびっくりしました。ドキュメンタリーテレビでやっていないものですよね。。。

> これはスゴイですね。見たくても見れるものではないですもんね。
プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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