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ピール川流域の問題

環境保護、鉱業、そしてストリッパー。

あまり脈略もなさそうな単語群ですが、全て最近ユーコンで話題となっているピール川流域の問題と関係しています。

ピール川流域には手つかずの原野が残されている地域。

今回のウィンド川の3週間の川旅もまさにこのピール川に注ぐ流域で、問題となっている地域のど真ん中を行く川旅となります。

ピール川周辺の開発を巡ってユーコンの政府(開発派多数)や市民、市民内でも意見が別れて模様で、

デモを行ったり新聞で広告戦争をしたりと環境保護派と鉱業の開発派が闘っています。

街を走ると至るところで目につくのがこのスティッカー。

protect the peel

車のバンパーに張っているものですが、Protect the Peel=ピール川を守ろうという保護派のキャンペーンのもの。

大半がこのシール張っているのですが、先日始めて見かけた反対派のシール。

not protect the peel

Peel away the Hypocrisy. Mining sustains your life.=(環境を保護しようとする)欺瞞をピール(剥がす)せよ。鉱業は我々の生活を支えている。

というメッセージ。

鉱業に関わっている人で、自分でお金を出してこのようなスティッカーを作ったのだと思います。
(どうでもいいですが、作るのにいくらかかったのでしょうか?)

保護派も開発派もどちらもそれぞれの視点があります。

今はどの地域も開発がされる中で、地球上で原始の自然を保つピール川周辺は環境的にはとても大事だということ。

反対に鉱業はユーコンの近代の経済的な歴史でもあり、農業、林業、水産業がなりたたないこの地では重要な産業であること。

最近の世界的な鉱物の値段の上昇でまた活発になってきているようです。

この争いのなかおもしろいものをみつけました。

残念ながら写真には撮れなかったのですが、Protect the PeelERというスティッカー。
Protect the Peelのスティッカーにだれかが er を付け足したものです。

protect the peeler
<こんな感じでしたよ。もちろんこれはフォトショップ>

peeler というのは英語の俗語でストリッパーという意味。ひとつずつ剥がして(peel)いく人(er)ということで、peeler=ストリッパーという意味になったようです。

Protect the Peeler=つまりストリッパーを守ろうというスティッカー。

なかなか気のきくシャレですね。真剣に闘っている視点からふと自由にさせてくれます。

僕の立場はというと、一方的な環境保護にも開発にも懐疑的な目を向けています。
(今回のピール川周辺の問題は、ユーコン政府と開発派が今までの調査や約束を破棄しようとしているらしく、彼らが一方的にみえますが。)

世間一般では環境保護が毎日叫ばれていますが、舞台の裏ではかなり政治に使われているものですし。。。

ただ美しい原野を残してゆく。そして残すだけでなく賢く使ってゆく。それだけのものが本当にあるのか。

自分の目で見て確かめたいと思います。

その為にも今回はおもしろい旅になりそうですね。

最後の準備にかかります。

Comment

Secret

美しい自然の中にも厳しい現実があるのですね。確かに、今の時代はよく環境を守ろうと言われており、破壊行動は悪と見られてしまいます。どんな地域でも問題があるんだなと感じました。どんな解決策がでるかはわかりませんが、少しでも素晴らしい自然を残して欲しいですね。

Re: タイトルなし

こちらでもやはり様々な現実問題があります。経済と環境の対立から、ある程度の調和がとれた方向へと全てがすすんでいくのでしょうか。日本の原発問題もカナダにいても気になります。この旅から何かを感じてきたいと思っています。いってきます!

> 美しい自然の中にも厳しい現実があるのですね。確かに、今の時代はよく環境を守ろうと言われており、破壊行動は悪と見られてしまいます。どんな地域でも問題があるんだなと感じました。どんな解決策がでるかはわかりませんが、少しでも素晴らしい自然を残して欲しいですね。

No title

イヌビクの方に流れるピール川ですね?
ということは今回下る川の名前は知りませんでしたが、マッケンジー水系でしょうか?

ピール川は依然地図を眺めて、下りたいと強く思った川の一つです。情報不足で実現しませんでしたが・・。
日本にいる身としては保護派支持になりますが、現地の人にとっては簡単な問題ではないのでしょうね。

Re: No title

とのさん、お久しぶりです。
ご存知のとおり、ウィンド川はピール川に流れるマッケンジー水系です。鮭がいないので不思議な感じでした。
ピール川にはいると水は濁りますが、ウィンド川の水はアクアマリンの最高の透明度でした。
最高の旅でした!帰りにはデンプスターを通って帰ってきましたが、
イーグルリバーの橋でとのさんのことを考えていました。
いつかわはポーキュパイン川でオールドクローにいこうと思っています。



> イヌビクの方に流れるピール川ですね?
> ということは今回下る川の名前は知りませんでしたが、マッケンジー水系でしょうか?
>
> ピール川は依然地図を眺めて、下りたいと強く思った川の一つです。情報不足で実現しませんでしたが・・。
> 日本にいる身としては保護派支持になりますが、現地の人にとっては簡単な問題ではないのでしょうね。
プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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