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冬の山の月明かりの下で

先日の撮影の目的は、ドールシープとオーロラのショットを撮ること。

満月近くで晴れていて、オーロラが出ていることが最低条件で、

そこにシープがうまい具合に夜中に近くに座っていてくれることが必要です。

そして冬の今にトライするとなると、気温があまり寒いとなると無理がかかります。

急な斜面を登るには、カメラ機材は最低限(ボディー1台とレンズ2本。小さな最軽量三脚と予備バッテリー3個。)テントなどの夏の装備品を持って登る体力はありません。

結局持っていったのは、カメラと軽食スナックと水とダウンジャケットとパンツの上下。

それに救急医療キットとナイフとヘッドランプ。緊急用に衛星装置のSpotも持っていきました。

明るいうちに彼らに近づき信頼を勝ち取って一緒に日暮れを迎えなければいけませんので、夕方から山に登りました。

1時間半ほどでシープの群れに追いつき、彼らのもとでじっと座って様子を伺いました。

こちらに慣れてきたころにようやく日が暮れ、そこからは持久戦です。

月明かりを待ちながら、暗い中何度もマニュアルでシープに焦点を当てるための試し取りをしますが、どうしてもぼやけてしまいます。シャッタースピードが10秒ほどの露光時間なので、もともとフォーカスがずれているのか、露光中にシープが動いているのかがいまいちよくわかりません。。。

十分近くで落ち着いて座ってくれているのはいいですが、肝心の天気は曇り空。

これではせっかくのいいオーロラ予報でも、オーロラが雲に邪魔されて出てくれません。

結局午後6時半から7時位の夕暮れから午前2時まで粘りました。

何度も途中で仮眠をとろうとしましたが、結局は寒さに勝てず下山することに。

履いていたブーツでは足先が冷たくて駄目でしたので(かといってごつい極寒用のバニーブーツで登るわけにもいかず)、雲を突き抜けて光る月明かりとヘッドランプの明かりをもとに、ちびちびと山の斜面を下っていきました。

今回で2回目の「ドールシープとオーロラ」撮影の挑戦でしたが、今回もまた失敗。

やはりもっと天気の良い日を狙い、オーロラが通常よりもかなり大きいとき(普段は出ない南の空にも出る予報のとき。シープは基本的に冬は南斜面に住んでいます。)を見計らっていかなればいけません。

そして今回のもう一つの失敗の原因となったのは気温です。

無風でマイナス10から15度前後でしたので大丈夫かとは思っていましたが、山の上でじっとしているとさすがに寒いものですね。

ある程度覚悟はしていましたが、日が暮れた後はやっぱり寒くて駄目でした。

こうなるとやっぱり4月の中旬辺りか、秋にチャンスを伺うしかないようです。

今回の唯一の収穫は、シープの近くで少しだけでも夜の時間を過ごしたこと。

じっとしているとフクロウの声が遠くから聞こえてきました。

だれもいない原野の中で、野生動物とじっとしている時間。

写真にはなりませんでしたが、貴重な体験でした。(でも写真が撮れないとやっぱりくやしいですね。)

今度はもっとよく考えて、少しずつ頭の中のイメージ通りの写真に近づいていくつもりです。

sheep oyako spring
"Dall Sheep in Spring" <春のドールシープ親子。今はメスは妊娠しています。>

theme : 野生動物
genre : 写真

Comment

Secret

No title

そうだね。もっとよく考えると、止めた方がいいって思うんじゃない・・・?

Re: No title

まあそうだよね。。。でもこれだけ条件が揃っていそうな時はなかったですからね。仕事休み、満月、オーロラ予報最高、気温それほど高くなく(北海道と比べても同じ気温ではこっちは大丈夫だよ。)、シープもちゃんと下から見えて実際に落ち着いてくれた。。。後は晴れさえすればものにできてたはずですが、そんなうまくいくわけはないかもしれないね。本当は火を起こせばいいんだけど、国立公園なのでそれも却下。まあ、今度に期待です。

> そうだね。もっとよく考えると、止めた方がいいって思うんじゃない・・・?
プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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