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バックパッキング&野生動物撮影

さて、まだまだクルアニのシープ撮影書きたいことが残っています。

バックパッキングをしながら、野生動物の撮影。

欲張りながらどちらもとるとなると、当然ギアがとても多くなってきてしまいます。

カメラギアだけでも重たいものですが、欲張って全部持っていくと肝心の山に登る前にリタイアです。

キャンプギアも普通に持っていくと、これまたかさ張ってしまいます。

kluane sheep backpacking
"Kluane Coutnry"
< Looking for Dall Sheep in Kluane National Park, Yukon>
<クルアニ山脈の谷の底。山を超えて、谷に降り、また反対側の山へ>

ではどこで重さを削るのか。

1.食料 少々食べものが少なくともやっていけます。

  今回の2泊3日の食料
   ー先週の残りの小さいロールパンの残りもの 8つ
   ーオートミールのエネルギーバー (行動食) 8つ
   ー小さめのいわし缶(ユーコンリバークエストの残り物) 3つ
   
  今回は登る山が急勾配なのと、一人行動のため質素な食料計画です。

2.カメラ機材 なくては写真は撮れませんが、なくてもいいものは持っていきません。

  今回の機材

ーボディ オリンパス 
E-5 (フォーサーズ規格なので35ミリ換算では2倍になります。)

ーレンズ オリンパス 
9-18mm (35ミリ換算  18mm-36mm)
12-60mm (35ミリ換算 24mm-120mm) マクロ的にも使えるレンズです。
50-200mm (35ミリ換算 100-400mm)
TC-14 (1.4倍のテレコン)TC-20(2倍のテレコン)
      
  このシステムで広角側18ミリから望遠側800ミリまでカバーできます。
  ベースキャンプには9-18ミリ, TC-20を置いていくことが多かったので、
  ほとんどのショットは12-60ミリと50-200ミリ+テレコンTC-14で撮っています。

  3本でほとんどことが足りるシステム、雨ザーザーぶりでも故障せず気にしなくていいシステム、
  埃だらけの場所でもレンズ交換(テレコンつけたり外したりで1日20、30回程)問題なしの
  システムはオリンパスならではですね。
  今のところユーコンのような僻地ではこれ以外には考えられません。
 
ちなみに今回車に置いてきた余分な機材。
オリンパス 8mm フィッシュアイ (35ミリ換算 16ミリ)
      300mm (35ミリ換算 600ミリ)大きくて重くて、値段が立派!
       OM 90mm マクロ
      EP-1

フジフィルム パノラマフィルムカメラ ボディ TX-1 レンズ 45mm と 90mm 
    
結局いつも使い役に立つ機材は今回持っていった3本。
この3本で撮影の85パーセントはこなせそうです。
あとの15パーセントをカバーするために、残りの大きな出費(300ミリ?)なんかをしてしまうんですねー。
高い上に、重くて使う頻度が少ないですが切れ味は超逸品という悩ましいレンズです。

ーレンズクリーニングキット、CFカード4枚、予備バッテリー4つ

三脚はどうするか?超軽量のも持っていますが、重さを考えて持っていきませんでした。
手ぶれ補正がいいのでなしでも夜以外は大丈夫です。(今は白夜の季節ですし)
あるのとないのとでは重量が全く違います。

3.キャンプギア

ここでも重量を削っていけます。

ー水とウォーターボトル&キャメルバッグ

こればっかりは削れませんし、重さ的に大量に持っていけません。
結局3リットルほどかつぎましたが、1日半でなくなってしまいました。

水の供給源ですが、小川を探すか、山頂に残っている雪を溶かすか。
小川が見つからないときのバックアップの為に、小さな軽いチタンポットとアルコールストーブ
(Trangia)を持っていきました。暖かいお湯を飲まなければいけない寒い状況でも役に立ちます。

チタンポットですが、どしゃぶりの雨が降った際に一晩外に置いておきました。
朝にたくさんの水がたまっていましたが、誤って蹴とばしてしまい、半分をこぼしてしまいました。
もったいない飲み水。。。

water bottle
"Stream Water"
< Getting moutain stream water into the bottle. >
<ボトルにきれいな雪解け水をいれる。キーンと冷えています。>

結局は小川の水がみつかり、そこから山水を飲みました。

省いたものとしては、水の浄化をするフィルターやタブレットの錠剤です。
北米ではジャルディアという水の病気がありますが、山の高地ではほとんどならないこと、
かかったとしても発病までには2、3日かかるようなこと。
そう考えて今回は省きました。(怪しいと思った水はアルコールストーブで煮沸するつもりでした。)
以前ユーコンにいたときは必ずフィルターでどこでも浄化していましたが、ここの人の話を聞くにつれて
安全度が高い場所は省くようにしています。
今でも問題ないということは、今回も大丈夫なようでした。
どうしてもの時は軽い錠剤を持っていき、少し余裕のある時、危険度の高い時には最軽量フィルターを持っていきます。


ーテント Black Diamondのフライなし、自立式の軽いものを持っていきました。

さすがに雨がどしゃぶりになった2日目の夜は、テントの中に水が浸入。。。
シーミング(防水ボンドでの縫い止め周辺の手当て)もしっかりしたはずですが、
やっぱりフライがなければここではだめなのでしょうか?
おかげでシュラフが少し濡れてしまいました。

ーシュラフ マイナス5度程度までの軽いダウン

ースリーピングマット 膝までしかない軽いもの、足先の寒さは靴下を履いて我慢。

ーレインギア 上下&ハット

ートレッキングブーツ (ごつごつですが、枕にもなります。)

ー化繊シャツ、パンツ、ソックス。(予備は全てなし。シャツやロングジョンぐらい持っていくべきでした。)

ー スワロフスキー ポケット軽量双眼鏡 
  小さいながらもかなりの高性能で愛用します。
  ドールシープを探すときには必須品です。野鳥もきれいに見えますね!

  スワロフスキーのスポッティングスコープも持っていますが、
  これは道路際から山のシープや動物を探すときに使います。当然車に置いてきました。

ー 衛星安全緊急SOS装置 SPOT

以前はこんな便利なものはなかったので、一人で行動する時になにか起こればそれで終わりの状況でした。
緊張感や一つ一つの簡単な行動も(シーカヤックノロープを木に縛るときや潮の満ち引きの計算など)にとても神経を使っていたものです。SPOTがあるからといって逆に油断は本当に禁物です。といいつつ最終日にはテントの中にSPOTをほったらかして撮影にいってしまいました。。。体に巻き付けておかなければ駄目ですね。

ー原野の救急医療&サバイバルセット

ほとんど使うことはないですが、これだけは毎回必ずもっていきます。
簡単な医療セットを自分でカスタマイズしていれています。
それに安全ピンや鏡(シグナル用)、防水マッチ、火のたき付けなどをいれています。

今回はサバイバル体温保温シートが意外と役に立ちました。
雨漏りを防ぐために、夜中はシュラフの上に被せて寝て、朝になるとテントの上に被せました。
持っていると役に立つものですね。

ーナイフ&ヘッドランプ 
 
 必需品です。

ーベアスプレー

唐辛子などの入ったクマ撃退スプレーですが、これもほぼ使うことはありません。
でもやっぱり持っていないと怖いもの。
これはすぐに手の届くところに置いて行動、睡眠をします。

kluane tent
"Alone in the Wilderness"
< Temporary shelter in the backcountry>
<テントを原野の中に。小さな仮の住まい>

道具はこんな感じでしょうか。


毎回野生動物を見て思うのですが、彼らの世界は厳しい!

今の時期は大量の蚊にさされっぱなしです。

シープを観察していると、常にさされています。

彼らが座っている時は体を動かして追い払うか、じっと耐えているか。

撮影しているこちらも当然蚊に頻繁にやられます。

できるだけ追い払ったり、叩いたりしていますが、

チャンスで夢中の時にシャッターを切るときは、ほぼ諦めていますね。

一通り撮り終わるとあちらこちらが痒くなります。。。


蚊の次に大変なのは、雨や雪。

こちらは雨具やテントといった立派なものがありますが、野生動物にあるのは毛皮と脂肪だけ。

雨が収まってから彼らをみると、見事にずぶぬれになっています。

体温をある程度調節できるのでしょうけれども、本当に寒そうですね。

冬はマイナス35、40度の中を凍えて死ぬシープもいます。

今の時期一生懸命食べて脂肪を蓄えているのもそのせいです。

away from ka
"Bugged by Mosquitos"
< Dall Sheep Ewe being attacked by a number of mosquitos.>
< Not easy being a wild sheep!>
<雨の後ずぶ濡れになったシープのメス。周りには蚊がいっぱい。頭を振って追い払います。>

美しい花や景色に出会い、野生動物を見つけ、朝と夜の静寂さに浸る。

こういうことが自然に入ったときの一番の楽しみです。

その反面、しんどくて、不愉快で、痩せて帰ってくる。

決して楽しい&美しいだけではないのが原野の撮影の旅。

それでも毎回帰ってくると不思議な充実感で溢れます。

今回のような2泊3日の短い旅でもそうですが、2、3週間も原野に行くと

それはもう帰ってきたときには充実感と喜びで爆発です。

まず食料と飲み物がありがたい。

なんでもおいしく感じます。 

不思議とジャンクフードが欲しくなるのですが、

脂肪を欲しているためでしょうか。毎回必ず痩せて帰ってきます。(すぐにもとに戻りますが!)

後は車での移動と道路の存在がありがたい。

ペダルを踏んだだけでこんなに早く移動できる乗り物。すごいですね。

最近ではスローな暮らしといいますが、なんだかんだいっても車や近代の乗り物なしではもうやっていけません。

あとは家がありがたい。

屋根と壁があり、熊や雨や雪の心配もなく練れる場所。昔の隙間だらけの家と違って今はすごいですね。

文明に帰ってきて1、2日は当たり前ととりがちなものの存在をありがたく感じることができます。

そのために出かけているのでしょうか?

帰ってきて妻と話しているときに出た話題。

「ここの先住民はどうやって近代化前を暮らしてきたのだろうね?」

今からでは戻ることのできない技術や暮らしがあったはずです。

そんなことを考えていると、野生動物の世界は潔くてわかりやすいですね。

人間のように文明のバリアがない分、すぐに環境が彼らに結果をもたらします。

それが見る人を感動させるのかもしれませんね。

sunlit ram
"Into the Light"
<Young Dall Sheep Ram in Kluane National Park, Yukon, Canada>
<若いシープのオス。雨が止み、雲の隙間から漏れる光に向かって。。。>

(久々に長文になってしまいました。)

I did not intend to write such a long article in Japanese! There is not enough time for the translation...
I will make up for this another time. I was basically talking about how you have to cut down on your weight of your gear ( and yourself. Not easy, I know...) if you were to enjoy the backpacking and wildlife photo shooting in the wilderness setting.

This time I cut down on my food and some of the non-essential outdoor gears like
a water filter. For the camera system , I use Olympus E-system and a few essential lenses such as 12-50mm and 50-200mm plus teleconverters for most of my shots in the wilderness. (On the roadside conditions, I use more camera and outdoor gears)

Anyway, I hope you will enjoy some of the photos on this blog. I will upload more Dall sheep photos later on!







theme : 野生動物
genre : 写真

Comment

Secret

蚊の悩みは動物も人間も同じですね。
刺されところに塩をこすりつけるようにして
ぬると効果的ですよ。治るわけではありませんが
痒みを感じにくくなります。
ぜひお試しあれ。

Re: 蚊

そうなんですね!ありがとうございます。塩であれば簡単に手に入りますし、もっていっても損はないですよね。先日蚊について読んでいたのですが、血を吸うのはメスだけだそうですね。種類もたくさんいて、一分間に羽も百回以上ばたつかせたりと、奥深い虫のようです。でも刺されたら思わず叩きたくなってしまいますね。。。塩を試させて頂きます!

> 蚊の悩みは動物も人間も同じですね。
> 刺されところに塩をこすりつけるようにして
> ぬると効果的ですよ。治るわけではありませんが
> 痒みを感じにくくなります。
> ぜひお試しあれ。
プロフィール

上村 知弘       (うえむら ともひろ)

Author:上村 知弘       (うえむら ともひろ)
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<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

高校時代より海外の文化に興味を持ち始め、大学時代にアメリカへ留学。これを機に、ヨーロッパ、インド、東南アジアなどをバックパックで周り、世界の文化、自然への興味を募らせていく。

卒業後、極地冒険家大場満朗冒険学校、動物保護団体NPOアークで働いた後、2004年カナダへ渡航。

カナダ極北ユーコン、アラスカにて、夢であった原野での旅を繰り返しながら、自然の中での生活、自然写真へのめりこんでゆく。

ユーコンにて3年暮らし、オーロラ、アウトドアガイドを努めた後、2007年帰国し丹頂の里、北海道道東鶴居村へ3年間移住。

2011年5月よりカナダ ユーコン準州へ戻る。
永住権を取得し、ユーコンでの生活を再開。

カナダ人の妻とユーコン準州ホワイトホースの森の中にて、17頭の犬とゲル(モンゴルの伝統的テント住居)暮らし中。

2012年ガイドビジネスの立ち上げ。
www.tntnaturecon.com

2014年 初写真集「Dall Sheep」の出版
www.seiseisha.net/dallsheep.html

極北の自然、犬ぞり、生活、原野の旅を楽しんでいます。

 SHEEP illustration
    Dall Sheep © t.m.

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