大都会にて

バンクーバーに来て2日が立ちました。

バンクーバーの人口は、郊外も含めると約200万人もの人が住んでいる大都会です。

3日前にはデンプスターハイウェイにいて、今はバンクーバー。

めったに走っていない車が通らない限りは、音がないのがデンプスターの世界です。

そして今いるバンクーバーは車が通らないことはありません。

何かしらの音はひっきりなしに耳に入ってきます。

街で育ったので、人や車には慣れているつもりですが、急激な変化に初日は少し戸惑ってしまいました。

どこを見ても、情報と刺激であふれています。


そんなバンクーバーでも、一番最初に感動したのが花が咲いていたこと。

ユーコンでは6月、7月にやっと小さな花が咲きます。

2年ぶりに見た桜の花。この大都会でもきれいに咲いていました。

手袋や大きなブーツをつけなくても寒くないのもいいですね。

ここにはここのよさがきっとたくさんあるはずです。(ユーコンではあまり食べることのできないお寿司もいっぱいあるし、安いし。)


もうあと1週間ほどの滞在、都会を満喫してきます。

IMG_1022.jpg


"Along the Dempster Highway" <4日前のオーロラ。きれいに踊っていましたよ。>

theme : 風景写真
genre : 写真

デンプスターを終えて

デンプスターハイウェイから帰ってきました。

寄り道をした為、当初の予定よりすこし長めになった旅。

今まで行ったことのなかったFort Macferson、MAYO、KENOといった小さな村にも行ってきましたよ。

新しい場所に行くときは、やっぱり興奮してしまいますね。
(村では観光客になっていましたよ。カメラをぶら下げて。。。)


出発前はカリブーの群れに会えるかどうか心配でした。

走ること2日目。ツンドラの中にぽつんと立っている姿を見つけた時には、さすがに安心しました。

大きくはありませんでしたが、二つの群れに会うことが出来ましたよ。


オーロラもゆらゆらと空を舞っていました。

白夜に近づいて日が長くなった分、夕焼けとオーロラが見ることができます。


音のない世界で見上げるオーロラ。

原野で見るオーロラはまた一味違います。


デンプスターハイウェイ。まだまだ書きたいことがたくさんあります。

明日からは、用事でしばらくバンクーバーに行ってきます。

またむこうから出来る限りアップしたいと思います。


夜10時。まだ日が残っているホワイトホースより。


20070423141246.jpg


"Caribou Marching to the North" <北へ向かうカリブー。ツンドラを駆け抜けてゆく>

20070423141205.jpg


"Sleeping Under the Northern Lights" <オーロラの下で眠る>

theme : 旅の写真
genre : 写真

出発前

今日は外はぽかぽかしています。まだ少し地面に雪が残っていますが、ユーコン川も、大分氷が溶けてきました。

北極圏への出発、一日前です。

今回は、明日の17日に出発して、21日の夜に帰ってきます。

デンプスターハイウェイを北上して、ユーコンと隣のノーステリトリー準州の州境まで行く予定です。

(地図上で、DAWSONからARCTIC OCEAN方面まで延びている白い線。これがデンプスターハイウェイです。)

Yukon-map[1].jpg



3日前に州境付近で、カリブーの群れを見たという情報を得ました。

まだいてくれればいいのですが。


走行距離は、ホワイトホースを出発してからおよそ1800KMほどです。

東京ー沖縄間を少し上回った距離でしょうか。


今日は準備の最終段階。

もって行くものは、

予備のタイヤ2本(砂利道パンク用)

水タンク

ガソリンタンク

キャンプ道具一式

カメラ一式

食料などなど。

本も忘れてはいけませんね。


長かった冬の期間。やっと穴から出てきた熊のような気分です。

オーロラも日が長くなりましたが、まだ出ています。

動物も出てくれることを祈っています。

ただただ広がる大地。最終的にどうなるかは自然次第ですね。

それでは行ってきます!!



theme : 海外旅行
genre : 旅行

デンプスターハイウェイ

やっと時間ができました。

来週から小旅行に行ってきます。

目的地はデンプスターハイウェイ。

ユーコンから北極圏を通って、北極海付近の街まで続く砂利道です。

ほんとに誰も住んでいない原野をひたすら車で走り続けます。

去年行った際には、運良くいろんな動物が出てきてくれました。

カリブー、オオカミ、ムースにキツネ。


ユーコンにいて、色々と違う場所を行きました。でも一番思い出に残っているのは、この
デンプスターハイウェイです。

紅葉の時期、真っ赤な絨毯が広がった原野は忘れられません。

今は雪解けが始まっている春。

夏に北極海付近で過ごすカリブーが、南から北へと移動している時期です。


出会えるかどうか分かりませんが、分からないところがいいですね。

今からこころの中で、原野を走っているカリブーを想像しています。


20070414070431.jpg


"Can you see Caribou Migrating in Vast Wildnerness." <かなり小さいですが、40匹ほどのカリブーが走っています。ウォーリーを探す方が簡単ですね。>

theme : 風景写真
genre : 写真

Hoshino's Alaska

ホワイトホースのダウンタウンに、素敵な本屋さんがあります。

別に用事がないときでも、なんとなくはいってしまうような本屋さん。

本を買わなくても雑誌、新しい本などを立ち読みするのが楽しみです。


写真集のコーナーに新しい本がありました。

タイトルは、Hoshino's Alaska。

星野道夫の英語版の本です。


今まで彼の英語で書かれた本は、初期のものしかありませんでした。

アラスカと極地を全体的に捉えた彼の視点を、こっちの人はどう思うのかな。

時折そう思いながらも、彼のことを英語で書かれたしっかりした本がありませんでした。

そんな中見つけた今回の本。買いはしませんでしたが、彼の考え、エッセイがいくつか英語に翻訳されて載っています(お金が手元にあれば買いたかったですが)。


被写体が同じでも、捉えている世界が北米の写真家とは、ぜんぜん違います。

写真や文章を支えている世界観。根底の世界観が出てくるから、それぞれの作家の作品は違ったものになるのでしょうね。


今度行くときは、立ち読みはやめて、ちゃんと買ってきます。

Hoshino.jpg


<日本のアマゾンにも売ってますよ!>

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クマも目覚めて。。。

週末になると気温があがると言われていましたが、本当に暖かくなりました。

今日の気温はプラス6度です。

おかげで、今まで積もっていた雪が一気に溶け始めたので、車を少し走らせると泥だらけになってしまいます。


クマももう冬眠から覚めて、穴から出てきていると聞きました。

今年もアラスカへ、クマとサーモンを求めて出かける予定です。

新しい小熊なんかも生まれているかもしれません。

去年逃したキングサーモンも釣りにいこうと思います。

新鮮なサーモンに、たっぷりのいくら。たまりません!


あー、日本もいいけどやっぱりアラスカ、ユーコンもいいなー。

浮気性は困ります!

20070408071538.jpg



"Little One With Salmon" <去年の小熊。今年はどうかな。。。>

theme : 自然の写真
genre : 写真

日本

春になり、また新しいことを始めました。

昨日から、知り合いに頼まれて始まった週一度の日本語教室。

ユーコンに来てから続けている合気道関係の人が、数人集まりました。


私の名前はトモです。。。

というお決まりの自己紹介から初めて、皆が練習できるようにレッスンを進めていきました。

"は””を””に””が”

英語にはない要素が、こちらの人にはいまいちわからないようです。

普段何気に話している母国語も、教えるとなると話は別ですね。


日本人の自分が当たり前と思っていることも、質問されると時に困ってしまいます。

答えを探しながら、改めて自分の文化に気づくことがたくさんあります。

外国に住んで改めて思うことは、日本はユニークで、美しい文化がまだまだ残っているということ。


どの国、地域にいってもそれなりに、プラスマイナスあります。

今住んでいるユーコンも好きですが(そして将来はここに居つくと思います)、ここにはない日本の良いところを紹介できること。それがこのクラスでできるというのは、うれしいことです。

私自身も外国に目が行きがちでしたが、足元の日本も宝の宝庫です。

今年の冬は、日本の北、北海道で過ごす予定です。


オーロラを待つ間に

最近オーロラの調子がよい、この極北ホワイトホースです。

昨日も中程度のオーロラ、一昨日は空から降ってきそうなオーロラが現れました。

上空でピンク、緑、白の光がぐるぐると回られては、さすがに感動せずにはいられません。

死ぬ前に一度オーロラを見たい。そう冗談半分でいう人も多いですが、それだけの価値は十分あると思いますよ。


オーロラを待っている時は、考えることがたくさんあります。

色々考えているうちに、ふと外へ意識をむけるとそこは原野。

まったく音がない世界です。

聞こえるのは、1時間に1台ぐらいアラスカハイウェイを走ってゆくトラックだけ。

あとは、満月と星と自分だけの空間です。

そして、頭によぎるのはなぜか日本の街の様子。

関西育ちの自分は、通勤ラッシュの電車に乗って、学校に、仕事にという生活が当たり前でした。

人工物に囲まれて育ったので、あまりこのような自然のまっただなかにいると、違う惑星に来たような錯覚に陥ります。


そんなこんなを考えていると、体が冷えてきました。

薄着で行った昨晩は、春なのに何故か冬のような寒さです。

気温は、マイナス20度。

寒いはずですね。


今日から週末にかけて、一気に気温が上がるそうです。

20070404082511.jpg


"On the Burned Forest" <山火事の跡地。再生される森の上で>

theme : 夜景
genre : 写真

オーロラ記念写真

今も薄く残っています、オーロラ。

今日のオーロラは予想通り強く、夜の11時ごろにドアをあけるともう出ていました。

あわてて防寒着を着て、カメラを持って撮影スポットへ。

土曜日ですが、だれもいません。

山の向こうにオーロラがきれいに踊っていました。


普段ですと、写真を撮っている際は、余裕は全くありません。

レンズ交換や、ファインダーを覗いたりなんだりしているうちに、オーロラはあっという間に消えてしまいます。(もたもたしているうちに、今まで何度きれいな一瞬を逃したことか。。。)

ですが、今夜はずっと出ていました。悲しいことに、お気に入りのカメラが修理中ですので、手元にあるカメラでじっくりと撮ることができました。


一通り撮り終え、ふと思いました。

自分とオーロラの写真、まだ一枚も撮ったことがありません。

仕事でよくお客さんとオーロラの記念撮影は写していたのですが、自分で自分を写すのは、何故か気恥ずかしくてしませんでした。

幸いまだオーロラが出ています。

少しこっ恥ずかしい思いをしながらも、カメラの前へ。

周りには木と湖しかありません。一人で照れていてもむなしいだけですね。

あまり撮っても仕方ないので、3枚ほどにして家に帰ってきました。


今、自分が写ったオーロラ写真を見ても、それほどどうも思いません。頭にオーロラが刺さっているなー程度の感想です。

でもこれを10年後に見ると、きっとまた何かが違うのだと思います。

その時の時間のまっただ中にいると、よく自分、周りが見えていません。時間が経って、初めて見えるものがたくさんあります。


10年後、振り返った時には、今がどう見えているんでしょう。


答えはどうであれ、10年後にやってきます。

self-portrait.jpg


"Under the Light" <オーロラの下で>

theme : 旅の写真
genre : 写真

プロフィール

上村知弘 Uemura Tomohiro

Author:上村知弘 Uemura Tomohiro
<活動状況>


・2008年9月18日〜10月3日
<終了>
東京都美術館(上野公園内)
第9回21世紀美術連立展出展 


・2008年10月1日〜10月31日
釧路シルバーシティーときわ台ヒルズ
個展 WILD NORTH 開催中
10月5日 14:00 オープニング会<終了>

・2008年10月9日 東京にて講演  
極北の大地と野生動物に魅せられて
 
・2008年11月20日 札幌にて講演


<極北自然写真サイト>

www.wild-world.com

<連絡先>
自然写真サイト
www.wild-world.com
内の連絡フォームから
お願いします


<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

立命館大学, American University(Washington.D.C)
国際関係学部卒業


大場満朗冒険学校などを経て、2004年カナダ、ユーコン準州へ渡る

アウトドアガイド、オーロラガイドをする傍ら、3年間ユーコン、アラスカの自然を撮影

2007年秋、カナダより帰国。北海道鶴居村滞在中

極北と北海道を行き来し、写真撮影に取り組む

将来、カナダ移住予定

<趣味>
読書、シーカヤック、合気道

<夢>
ヨット生活、北極、極北一周の旅
カナダユーコンから北海道への海の旅
子供へのアウトドア教育

<活動歴>

2008年7月 釧路NHKギャラリーにて個展開催

2008年9月 東京美術館 NAUグループ展参加

2008年10月 釧路シルバーシティーにて写真展開催中

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