旅の終わり

ホワイトホースに帰ってきました。

デンプスターハイウェイを出て、ファロに行き、シープの撮影を予定していました。

肝心のシープは残念ながら見当たりません。

この時期に、夏の餌場から冬の餌場に移動するのですが、まだ時期が少し早かったみたいです。


山の頂上にはもう雪が積もり始めています。

黄色に染まったアスペンの葉も散り始めました。

日に日に、冬が近づいて着ています。


旅の最後の夜は、天気予報に反して晴れていました。

オーロラの出そうな夜です。

仮眠をとって、起きた時には、うっすらとした光が。

オーロラの始まりです。

満月に照らされたアスペンの木々の上を、ゆっくりと動きはじめました。

最後の夜にも出てくれたオーロラ。

いい旅の終わり方です。

faro aurora 5

"Bright Aspen leaves under Aurora Borealis"<紅葉のアスペンを照らす、満月とオーロラ。冬がだんたんと迫ってくる気配>

久々のオーロラ

久々にオーロラを見ました。

実は今回の旅で、まだオーロラを見ていませんでした。

何回か出ていたみたいですが、日中に外で動き回っていると、どうしても夜は疲れて寝てしまいます。

とはいっても、旅はもう終盤。

昨日も朝から昼まで雨が降っていました。天気予報も見ても雨マークばかり。

ひょっとして、1ヶ月も極北にいてオーロラを見ずに帰るのかな。

そんなことが頭をよぎりました。


一日だけ行ったデンプスターハイウェイを後にし、南へ走っていたときです。

天気はだんだんと回復し、星が見え出しました。

横をちらりとみると、あの懐かしい光が少しだけ見えました。

あわてて近くの湖まで走り続け、オーロラが激しくなるのをしばらく待ち続けました。


運転席に座って、本を読みはじめたとき。

ふと顔を上げると、オーロラが踊りだしています。

どんどんと激しさを増してゆくオーロラ。

今回は写真を撮りながらも、時折カメラから目を離してオーロラを見上げました。

写真を撮ることももちろん大切でしたが、せっかくの久々のオーロラです。

十分記憶の中に染み込ませて、帰りたかったのかもしれません。


頭上でぐるぐると周ったり、カーテンのようにひらひらしたり。

ここに住んでいた時に見ていたオーロラとは、また違った新鮮な感覚です。

しばらくして、オーロラはだんだんと薄くなり、何事もなかったかのように消えて行きました。

また極北に住むようになるまで、昨日の光が心に残りそうです。


pelly aurora 3

"Aurora Borealis Over the Lake" <久々に見るオーロラ。時折湖面に映ります。>

theme : オーロラ
genre : 写真

初めてのオーロラ

今回のアラスカからの写真です。

実は今回、アラスカに自分も含めて3人で行きました。

他の二人は極北が初めてで、そのうちの一人は海外初の人でした。

北極圏線(Arctic Circle)に行く道中、大きな山脈が見えてきた時です。

「あの山の名前は?」

一人が聞いた答えに、アラスカ在住の友人ガイドはあっさりと、

「名前はないよ。」

どちらも北海道の人たちでしたので、自然自体は似ている風景も多かったみたいですが、

スケールの大きさには圧倒されていました。

そして二人とも初めて見る極北の夜を舞う光、オーロラ。

「写真を撮ってくれ。」といいながら、ガッツポーズには思わず笑みがこぼれて、写真がぶれそうでした。

自分で自然の奥深くに入ってゆく旅ばかりをやりたくて、今までそういう感じのものを求めてきましたが、他の人と共有する旅というのもいいものです。

「またいきたい。」

そう言ってくれた退職した初海外おじさんのTさん。

今度は鯨や氷河も見にいきましょうね。

first aurora


"First Time"<初めてのオーロラ>

theme : オーロラ
genre : 写真

メリークリスマス

メリークリスマス!今年も早いものでもうこの時期です。

しばらく仕事で忙しく、更新できないでいました。見てくださっているみなさん、すみません。..

もう少しで家にネットがつながりますので、もう少しまめに更新するつもりです。

仕事関係で、美瑛での"サマースクール”セミナーなどに参加していました。

今の時代、自然から離れた子供が多い中、なんとか自然体験を通してつながりを持ってもらおう。そう思ってアウトドア関係やNPO、政府関係の人がたくさん集まっていました。

私自身も子供のころは、関西の小さな山や川で魚をとったりして遊びましたが、その頃の楽しかったことは本当によく覚えています。

これからは自然体験を通した仕事とのかかわりが増えそうです。

微力ながらも、伝えることができることは伝えていこう。そう思います。

そういった意味でも、先日23日におこなった小さなスライドショーは楽しかったです。

地元のスローカフェのパーティに集まってきてくれた方々に、ユーコン、アラスカのオーロラ、動物写真を見てもらいました。”あー”や”うー”といった声がでてきたときには、正直うれしかったです。小さい子供もたくさんいましたが、どう感じてくれたのでしょう。

まだ雪が積もっていない鶴居ですが、この時期はやっぱり特別な雰囲気です。

皆さん、よいクリスマスをお過ごしください。

北海道より、MERRY CHRISTMAS!

test resize aurora


"Chrsitmas Aurora Borealis" <去年のこの時期に撮りました>

theme : 外国の風景
genre : 写真

オーロラを待つ間に

最近オーロラの調子がよい、この極北ホワイトホースです。

昨日も中程度のオーロラ、一昨日は空から降ってきそうなオーロラが現れました。

上空でピンク、緑、白の光がぐるぐると回られては、さすがに感動せずにはいられません。

死ぬ前に一度オーロラを見たい。そう冗談半分でいう人も多いですが、それだけの価値は十分あると思いますよ。


オーロラを待っている時は、考えることがたくさんあります。

色々考えているうちに、ふと外へ意識をむけるとそこは原野。

まったく音がない世界です。

聞こえるのは、1時間に1台ぐらいアラスカハイウェイを走ってゆくトラックだけ。

あとは、満月と星と自分だけの空間です。

そして、頭によぎるのはなぜか日本の街の様子。

関西育ちの自分は、通勤ラッシュの電車に乗って、学校に、仕事にという生活が当たり前でした。

人工物に囲まれて育ったので、あまりこのような自然のまっただなかにいると、違う惑星に来たような錯覚に陥ります。


そんなこんなを考えていると、体が冷えてきました。

薄着で行った昨晩は、春なのに何故か冬のような寒さです。

気温は、マイナス20度。

寒いはずですね。


今日から週末にかけて、一気に気温が上がるそうです。

20070404082511.jpg


"On the Burned Forest" <山火事の跡地。再生される森の上で>

theme : 夜景
genre : 写真

プロフィール

上村知弘 Uemura Tomohiro

Author:上村知弘 Uemura Tomohiro
<活動状況>


・2008年9月18日〜10月3日
<終了>
東京都美術館(上野公園内)
第9回21世紀美術連立展出展 


・2008年10月1日〜10月31日
釧路シルバーシティーときわ台ヒルズ
個展 WILD NORTH 開催中
10月5日 14:00 オープニング会<終了>

・2008年10月9日 東京にて講演  
極北の大地と野生動物に魅せられて
 
・2008年11月20日 札幌にて講演


<極北自然写真サイト>

www.wild-world.com

<連絡先>
自然写真サイト
www.wild-world.com
内の連絡フォームから
お願いします


<プロフィール>

1978年生まれ、神戸育ち

立命館大学, American University(Washington.D.C)
国際関係学部卒業


大場満朗冒険学校などを経て、2004年カナダ、ユーコン準州へ渡る

アウトドアガイド、オーロラガイドをする傍ら、3年間ユーコン、アラスカの自然を撮影

2007年秋、カナダより帰国。北海道鶴居村滞在中

極北と北海道を行き来し、写真撮影に取り組む

将来、カナダ移住予定

<趣味>
読書、シーカヤック、合気道

<夢>
ヨット生活、北極、極北一周の旅
カナダユーコンから北海道への海の旅
子供へのアウトドア教育

<活動歴>

2008年7月 釧路NHKギャラリーにて個展開催

2008年9月 東京美術館 NAUグループ展参加

2008年10月 釧路シルバーシティーにて写真展開催中

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